梢のあみめ | Webサイト百選

梢のあみめ。それはWEBの世界のはしくれのものであるために、WEBサイトのレビューを日々綴るブログです。

No.011 チーズガーデン-CHEESE GARDEN

Web業界のはしくれのものになるために、ページを見る目を養うwebサイトレビュー。

第11回目は栃木県那須塩原市発のチーズケーキのショップ、「CHEESE GARDEN 」のサイト。

白と深緑が爽やかでゆったりした印象のサイトでした。

 

https://cheesegarden.jp/

 

チーズケーキ・ベイクドチーズケーキ・レアチーズケーキ・フロマージュ・クッキー・フィナンシェ・ガレット・季節のチーズケーキ・お歳暮・お年賀・お中元・ギフト・スイーツ・常温保存・工場直送

(ここにはいつもサイトの説明文を抜粋しているのですが、なんだこの一昔前のキーワードの羅列のようなdescriptionは…。まあどういうサイトなのかは何となくわかるけれども)

 

 

 

配色

白ベースに、青みよりの深緑。

ベース:#ffffff

メイン:#315147(他、表示場所によって微妙に色が違う緑)、#f2f5f4(フッターなど、邪魔にならないグレー)

アクセント:#003333(濃い深緑)

テキスト:#333332

 

 

フォント

見出しは明朝体、本文はゴシック体。

見出し:”Sabon Next”, serif

本文:Roboto, sans-serif

 

レイアウト

PCファースト。
ブレイクポイント:600px

line-height: 1.6~1.7くらい

内部コンテンツ幅: 最大1130px
セクション間空き:見た目でPC120px / SP60pxくらい空いて見えるように調整

ファーストビュー

No.011 チーズガーデン -CHEESE GARDEN

No.011 チーズガーデン -CHEESE GARDEN

商品画像が下からふわっと浮かび上がってきます。

 

 

導線

上部にヘッダーバーが追従(position:fixed;)。

右下にマイレージポイントの紹介と称し、ログインと会員登録への誘導を行うボタンが追従。

 

コンテンツ

PCサイズ表示限定で、「店舗紹介」コンテンツと「ブランド紹介」コンテンツの画像、「大口注文のご案内」コンテンツの背景画像がパララックス効果でずれてスクロールします。

(この手のサイトを「ページ全体をキャプチャ」機能でスクショ撮るとズレて表示されてしまうのか…学びを得た)

No.011 チーズガーデン-CHEESE GAEDEN フル画像

No.011 チーズガーデン -CHEESE GARDEN

 

 

ブランドコンセプトページは、中央に本文を記載。

少し狭めのコンテンツ幅にしてボックスを中央寄せ、文章そのものは左寄せ。

ゆったり読ませたい箇所には頻出?

 

「チーズガーデンについて」より

「チーズガーデンについて」より

 

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No.010 ラボン [LAVONS] 公式サイト

Web業界のはしくれのものになるために、ページを見る目を養うwebサイトレビュー。

第10回目は洗濯洗剤のブランド、ラボン [LAVONS] の公式サイト。

手書きのイラストが可愛らしいなと感じたサイトでした。

 

https://www.lavons.jp/

 

ラボン [LAVONS] 公式サイトの「柔軟剤」ページです。

 

 

ターゲット

思いっきり女性向け。20~30代くらいだろうか。

 

配色

白ベースに、淡い水色、清新な印象のある蛍光ブルー。

ベース:#ffffff

メイン:#f8f8f6

アクセント:#66CCB8

テキスト:#000000

 

 

フォント

本文は游ゴシック。

セクションタイトル英数字(img配置):Looking Flowers CapsあたりのHandwrittenフォントをもとにアレンジor手書きした?

本文: 游ゴシック体, 游ゴシック, YuGothic, “Yu Gothic Medium”, “Yu Gothic”, “Segoe UI”, Meiryo, sans-serif

 

 

レイアウト

PCファースト。
ブレイクポイント:768px

line-height: 1.6~1.7くらい

内部コンテンツ幅: 最大1130px
セクション間空き:見た目でPC120px / SP60pxくらい空いて見えるように調整

ファーストビュー

No.010 LAVONS

No.010 LAVONS

明るくナチュラルなイメージで撮られた商品画像と、手書き風のキャッチコピーが目に入ってきます。

左上にブランドロゴ。

 

 

導線

右上にハンバーガーメニューが追従。
ブランドのトップページ、その他の商品へのページ、各種ECサイトへのリンク、SNSリンクが貼られている。

PCサイズで見ると左端にアイコンのSNSリンクがある。

 

フッターに各種ECサイトへのリンク。

 

コンテンツ

ファーストビューから少しスクロールすると、商品バリエーションの紹介がされている。ページ内リンクで飛ぶことができる。

SPサイズでは横にスクロールする。

スマートフォンサイズ。

スマートフォンサイズ。

個別の商品紹介は、商品イメージと香りの説明を画像で置いているproductphotoのdivに、商品タイトルや説明を含むproductdetailのdivをpositionで重ねて実装しているようです。

香りの説明にこの矢印使うんだ…。ピラミッド型とかはよく見るけど
トップノート→ミドルノート→ラストノートの順に香るからこれでもいいんだ

 

ページ全体は白と水色で爽やか印象。

ところどころに使われている壁紙風のテクスチャや、手書きのイラストがナチュラルな印象です。

 

 

フルサイズ

フルサイズ

 

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No.009 EXPOCITY-エキスポシティ-

Web業界のはしくれのものになるために、ページを見る目を養うwebサイトレビュー。

第8回目は大阪府吹田市の万博公園にある大型複合施設「EXPOCITY」のホームページ。

前回投稿した「NIFREL -ニフレル」はこのEXPOCITYの中にある施設です。流れからそのまま持ってきました(笑)。

普段ダウナー系のものが好きでそればっかり見ていて、自分の感性にはない賑やかなサイトだなと思ったのでレビューすることにしました。

 

https://www.expocity-mf.com/expo/

 

エキスポシティは、さまざまなエンターテインメントが楽しめる日本最大級の大型複合施設です。見て、触れて、感じて、遊んで、学んで…心がよろこぶ出会いや体験が待っています。

 

 

ターゲット

大阪に旅行しようとしているファミリー層、カップル。

 

配色

ノイズのかかったベージュがベース。工作紙みたい。
メインはロゴやファーストビュー、フッターにも使われている赤。
あとはセクションごとにテーマカラーがあります。

ベース:#e8e8e8

メイン:#c1332c

アクセント:#ea5939, #2a73c8, #489636, #eb6fa4
オレンジ、青、緑(黄み)、ピンク

テキスト:#000000

 

 

フォント

英数字がサンセリフ体、本文が丸ゴシック。

英数字:Legend Giga(あまりシュッとしてない、親しみの持てる書体だなと思った)

本文:Zen Maru Gothic, sans-serif

 

レイアウト

PCファーストで記述されています。
レジャー施設なので、大阪旅行の計画を練っている時にPCで見ることを想定しているのだろうか。
ブレイクポイント:768px

line-height: 1.6~1.7くらい

内部コンテンツ幅: 最大1000px
セクション間空き:12~17rem(≒120px)

 

 

ファーストビュー

No.009 EXPOCITY

No.009 EXPOCITY

写真やオブジェクトがポコポコと下から出てきます。

色とりどりのオブジェクトはGIFアニメでスライドしたり、回転したり、左右に揺れてアピールしてきたり、とにかく賑やかな印象。

写真の形のモチーフが扉なのか窓なのかはわかりませんが、あっちこっち楽しそうなところを覗いてる印象です。

 

 

導線

トップページをスクロールすると、下層コンテンツへのリンクが現れます。

ハンバーガーメニューと、駐車場混雑状況のページに飛べるボタンが追従。

 

コンテンツ

トップページより、施設紹介。

トップページより、施設紹介。

イラストが使われていて親しみやすい印象。
あと「気になる施設をクリック」みたいなちょっとした文章って大事だなって思った。

 

「施設紹介」より、「気になる施設をクリック」してみたところ。モーダルウィンドウで施設の詳細が表示される。

「施設紹介」より、「気になる施設をクリック」してみたところ。
モーダルウィンドウで施設の詳細が表示される。

イラスト中の吹き出しをクリックすると、モーダルウィンドウで施設の詳細を見ることができます。

 

 

「EXPOCITYの楽しみ方」より。

「EXPOCITYの楽しみ方」より。

写真だと伝わらないですが、ここのイラストの上にマウスホバーするとワイワイしている風に動きます(a:hover時にkeyframeアニメーション指定)。

こういうちょっとしたアニメーションでも楽しげな雰囲気や、親しみやすさって伝わるものなのですね。

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No.008 NIFREL -ニフレル

Web業界のはしくれのものになるために、ページを見る目を養うwebサイトレビュー。

第8回目は大阪府吹田市の万博公園の中にある体験型展示施設「ニフレル」のホームページ。

開放感があって透明感のあるグラデーションが綺麗だと感じたサイトでした。

 

https://www.nifrel.jp/

 

大阪の万博公園で会える「生きているミュージアム ニフレル」。

 

 

配色

白ベースに、水族館ぽい水色がメイン。
光のイメージ(?)である黄色と、陸のものもいるので(?)緑色がアクセントカラーになっています。
全部青みよりの色なので、親しみやすさがありつつも涼しげな光に溢れる印象です。

ベース:#ffffff

メイン:#0a9929(背景には不透明度を下げて使用), #2ac7ee

アクセント:#e8f049(黄色), #49c89a(明るい青緑)

テキスト:#000000

 

 

フォント

本文はゴシック体です。

游ゴシック体”, YuGothic, “游ゴシック Medium”, “Yu Gothic Medium”, “游ゴシック”, “Yu Gothic”,
“ヒラギノ角ゴ Pro W3”, “Hiragino Kaku Gothic Pro”, “ヒラギノ角ゴ Pro”,
“メイリオ”, “Meiryo”
sans-serif

英字には以下のフォントが使われています(全てimg配置):
メインビジュアル Freestyle Script Regular(ラフな雰囲気のスクリプト)
セクションタイトル Noyh Bold(サンセリフ)

 

レイアウト

PCファーストで記述されています。
ブレイクポイント:768px

line-height
body;1.5
@media screen and (max-width:768px)限定で4.6vw指定されている箇所があるんだけれど、この意図がまだ私にはわからない(未熟)

 

内部コンテンツ幅: 1180px
セクション間空き:100px

 

 

ファーストビュー

No.008 NIFREL -ニフレル

No.008 NIFREL -ニフレル

Swiperによるフェードスライドショーでメインビジュアルが表示されます。
そのときピックアップされている動物の紹介や、キャンペーンのビジュアルが流れます。

“Meets! NIFREL”の文字がおしゃれ。

菱形のオブジェクトに、営業時間とチケットの待ち時間が表示されます。
あるあるだけど、どうやって表示しているんだろうか。
館内の窓が全て菱形であるらしく、それを取り入れた形状だと思われます。この形はいろんなところでモチーフとして使われています。

 

導線

PCサイズの場合
左上にNIFRELロゴ(トップページリンク)が追従
右上にハンバーガーメニュー、サイト内検索、SNSリンク、言語選択が一緒になったものが追従。
ハンバーガーメニュー内はアコーディオンパネルで下層ページが折り畳まれている。
フォトウェディングの案内バナーとオンラインショップのバナー、SNSリンクもある。

SPサイズの場合
ファーストビューではヘッダーバーとして各種ナビゲーションがある。
少しスクロールするとフッターバーとして出現して各種ナビゲーションが追従する。

 

あとフッターナビゲーションもある。

コンテンツ

トップページより、「CURATOR'S BLOG」セクション。カードをずらして表示している

トップページより、「CURATOR’S BLOG」セクション。
カードをずらして表示している

コンテンツ背景はbackground-imageで配置しています。

いろんな色を使っていますが、このサイトのテーマであるグラデーションに落とし込まれていたり、不透明度を下げてあったりするので煩くありません。
グラシンペーパーを重ねたみたいな表現(適切な言葉がわからない)。

このアイテムがずれている感じと、背景のボックスがずれている感じ、いいなあと思います。
flex-wrapをかけて、nth-child(3)番目のアイテムにmargin-leftを設定してあるだけでした。コードとしてはお手軽だけどおしゃれ。

 

 

 

その他下層コンテンツ

各コンテンツにトップページが用意してあって、より詳しい下層コンテンツページへと誘導される形式です。
トップページを経由せずにハンバーガーメニューから直接飛ぶこともできるようです。
結構使いやすい。

 

「いきもの図鑑」のページより。

「いきもの図鑑」のページより。

例えばここに表示してある「いきもの図鑑」のページは、ハンバーガーメニューから「いきもの図鑑」で直接飛ぶこともできますし、「館内のご案内TOP」から「コンセプトと各ゾーンの紹介」を見て、「みずべにふれる」ゾーンの紹介ページからたどり着くこともできます。

梢のあみめ | Webサイト100選

No.007 時を超えるイヴ・クラインの想像力―不確かさと非物質的なるもの(金沢21世紀美術館 特別展)

Web業界のはしくれのものになるために、ページを見る目を養うwebサイトレビュー。

第7回目は金沢21世紀美術館で開催される特別展「時を超えるイヴ・クラインの想像力―不確かさと非物質的なるもの」の特設ホームページです。

ワンカラムで見せる工夫がなされていたサイトでした。

 

 

https://www.kanazawa21.jp/yvesklein/

本展は、国内では37年ぶりに、戦後「青」の作家として活躍したフランス人作家、イヴ・クラインを中心に構成された展覧会です。クラインの作品のほか、同時代作家、さらに現代の作家を迎え、現代に通じる「非物質性」というテーマを浮かび上がらせます。

 

 

配色

イブ・クラインの青だわーって感じ。

ベース:#ffffff

テキスト:#001489

 

フォント

英字:Manrope
モダンな印象のサンセリフ。

本文はサンセリフ・セリフ両方使用。

Noto Serif JP, serif
Noto Sans JP,Noto Sans Japanese,Hiragino Kaku Gothic ProN,ヒラギノ角ゴ ProN W3,Meiryo,メイリオ,sans-serif

 

レイアウト

ブレイクポイント:768px

line-height
body;1.5
展覧会コンセプト:2

パディングはmax(???vw, ??px)指定

内部コンテンツ横パディング: SP4% / PC40px
セクション間上下パディング:SP45px前後(セクション間空き90px前後で調整) / PC70px, 45px前後(セクション間空き140px, 90px前後で調整)

 

 

ファーストビュー

No.007 時を超えるイヴ・クラインの想像力

No.007 時を超えるイヴ・クラインの想像力

ページ遷移がさりげなーくフェードインしています。

特別展のタイトルと、作品の画像。

横書き縦組みの会期情報が展覧会あるあるな感じでテンションあがる。

タイトル等、テキストは全てimgでした。文字組みが綺麗。

右上に2本線&MENU表記有りのハンバーガーメニュー、言語切り替え。

 

導線

なんとハンバーガーメニューが追従しない。ワンカラム&LP型でボーッとスクロールして見られるサイトだし、特になくても困らなかった。その分画面がスッキリ。

「日時指定WEBチケット購入」のボタンが右下に追従します。
2pxの白ボーダーが入っているのが何気ないけど見やすい。

 

 コンテンツ

「展示風景」より

「展示風景」より

「展示風景」の画像は、swiperでスライダー表示してlightboxで拡大するようになっています。
liのmargin-topが一つずつ違うので、上下にずれて流れてきます。これいいな。

 

 

 

「展示構成」より、PC表示。コンテンツが横スクロールで見られる。

「展示構成」より、PC表示。コンテンツが横スクロールで見られる。

「展示構成」はPC版だと横スクロール。「展示風景」と同じくコンテンツのmargin-topがバラバラなので上下にずれて表示されます。

 

 

「展示構成」より。スマートフォンだとアコーディオンパネルでコンテンツ詳細を表示する。

「展示構成」より。
スマートフォンだとアコーディオンパネルでコンテンツ詳細を表示する。

SP版だとアコーディオンパネルで詳細を表示する形式です。

梢のあみめ | Webサイト100選

No.006 Sense Island -感覚の島- 暗闇の美術島 2022

Web業界のはしくれのものになるために、ページを見る目を養うwebサイトレビュー。

第6回目は神奈川県横須賀の無人島・猿島で行われているアートイベント「Sense Island -感覚の島- 暗闇の美術島 2022」の公式ホームページです。

モノクロームでカッコ良かったのでレビューしてみました(行きたい願望が投影されたとかでは決してありません。決して)。

 

https://senseisland.com/

アートを通して体感する猿島とその自然。Sensing Sarushima and it’s nature through the art work as a lens.

 

ターゲット

去年行った限りだと10代〜20代くらいの若年層が多い印象。
そもそもデザインがスマートフォンを想定して作られていそう(後述)。

 

配色

とにかく暗闇のモノクローム。

ベース:#000000

テキスト:#ffffff

 

フォント

大見出しが明朝体、それ以外はゴシック体。

大見出し:A1 明朝, “A1 Mincho”

小見出し:見出ゴMB31, “Midashi Go MB31”

本文:中ゴシックBBB, “Gothic Medium BBB”

 

レイアウト

ブレイクポイント:768px

セクションごとにmargin-top: 133px / 200px;(微調整あり)

内部コンテンツ幅:660px

 

 

ファーストビュー

No.006 Sense Island -感覚の島- 暗闇の美術島 2022

No.006 Sense Island -感覚の島- 暗闇の美術島 2022

真っ黒な中から画像のようなファーストビューが現れます。背景は多分水面のイメージ。

会場である猿島の画像が波紋のようなエフェクトとともに切り替わっていきます。

ハンバーガーメニューは横幅が展覧会ロゴと揃っていて、SENSEのEの字に寄せたデザイン…なのだと思う。

 

導線

ハンバーガーメニューが左側についている。イベントの参加者層が若いので、片手でスマートフォンを操作する前提だろう。

チケット予約のページへ飛ぶボタンも上部に追従する。

 

 その他

面白いと思ったのが、イベントのロゴや会期などの情報が左右に追従すること。
それ単体で絵になるロゴだったらこんなこともアリなんだなーと。

「センスアイランドの楽しみ方」より。画面の横幅を狭くして擬似的にスマートフォン表示にした。

「センスアイランドの楽しみ方」より。
画面の横幅を狭くして擬似的にスマートフォン表示にした。

スマートフォンで見ると非常にいい感じ。

 

 

上の画像と同じページ。左側にロゴが追従しているにもかかわらず、コンテンツ幅が画面いっぱいなので、縦幅を担保できないPCだと見づらい。

上の画像と同じページ。
左側に大きめのロゴが追従しているにもかかわらず、コンテンツ幅が画面いっぱいに表示される。 なので縦幅を担保できないPCだとロゴが被って見づらい。

ただし、横長のPCだとすごく見辛い。
ターゲットをスマートフォンを使う若い層に絞っているのだと思うが…。内部コンテンツ幅がスクリーンいっぱいなのが悪い。ある程度の横幅以上でコンテンツ幅を固定するとかではダメだったのだろうか。

 

見せ方としては非常に面白いと思う。
展覧会のチラシってだいたいこんな感じのレイアウト(※筆者の偏見です)なので、ページのどこを切り取ってみても紙媒体を見ている感じ。

梢のあみめ | Webサイト100選

No.005 SETOMANEKI

Web業界のはしくれのものになるために、ページを見る目を養うwebサイトレビュー。

第5回目は愛知県瀬戸市、おもだか屋の「SETOMANEKI」という招き猫のブランドサイト。
モダンな雰囲気で、フォントの混植が面白いと思ったのでレビューしてみました。

 

https://setomaneki.jp/

「SETOMANEKI(セトマネキ)」は、新しい招き猫のスタイルを提案するプロダクトです。やきものの伝統と歴史に根ざした街、愛知県瀬戸市で様々なやきものを創り続けてきた中外陶園が、「幸せを招く新しいカタチ」をコンセプトに、瀬戸焼の招き猫を進化させました。

 

ターゲット

雑誌とか読んでそう。

 

配色

アースカラーが使われていて落ち着いた雰囲気。陶土を思わせる色かも。和モダン。

ベース:#dbd1c1, #f5f1e6, #c4c3b7, #9fa19c, #555853

テキスト:#000,  #fff

SETOMANEKIページより、瀬戸の空撮画像。

SETOMANEKIページより、瀬戸の空撮画像。
この色合いとリンクさせているような気もする。

 

フォント

本文はMontasRegularと游ゴシックの混植。英数字がMontasRegularという、モダンなセリフ体で表示されます。

游ゴシック体 Pr6N M”,”Yu Gothic Pr6N M”,”游ゴシック体”,YuGothic,”游ゴシック Medium”,”Yu Gothic Medium”
system-ui,-apple-system,Segoe UI,Roboto,Ubuntu,Cantarell,Noto Sans,sans-serif,serif

 

・混植について

場所によってはWhyte Inktrapや、Roboto Monoもあります。

ファーストビューより。

ファーストビューより。
WhyteInktrapとMontasRegularが混ぜて使われている。

Whyte Inktrapは、ファーストビューなど特にメッセージ性の強い見出しにMontas Regularと混ぜて使われています。ちょっと個性的な文字なので目に留まりやすいです。

参考:インキトラップとは(Wikipedia)

インキトラップink trap)は、書体フォント)に対して施される工夫である。小さなサイズのフォントにおいて、字体の角の内側を削り込んで幅を細くし、印刷する際のインキのしみ出しを防止する。ただし今日では、印刷技術の向上に伴って本来の目的はほとんどが失われ、装飾としての役割しかもたない[1]

調べてみたところ、インキトラップが上記のような背景を持った装飾なので、紙ものをだいぶ意識しているのではないかと思います。

 

「ABOUT」より。下段がRobotoMono。

「ABOUT」より。
下段がRobotoMono。

またRoboto Monoですが、さりげないところに使われています。モノスペースの書体はタイプライターを使っていた時代に始まるそう。確かにタイプライターで作ったタグみたい。

 

個性的ながらもまとまりのある印象になっているのは、紙もののようなレトロモダンな世界観を作り出せるという基準で組み合わせられているからなのではと思いました。

商品そのものの、伝統的なものを現代に寄り添うようにするという思想とも響き合います。

 

余白

全てrem指定、左右3remの余白を守って配置されている(上下はところによって違う)。

コンテンツ:padding:  4.8rem 3rem 18rem(or 4.8rem);

 

 

ファーストビュー

No.005 SETOMANEKI

No.005 SETOMANEKI

招き猫の手を象ったロゴのsvgアニメーションのあと、この画面が見えます。
svgアニメーションが上に引っ込んでいきつつ、下から「SETOMANEKI」のロゴ画像が出てくるのでシームレスに見えます。

そしてスクロールしていくとメインビジュアルの画像がページいっぱいに拡大していって、下部コンテンツへとつながります。
この後もスクロールで発生するイベントがあります。
ページ全体を、スクロールする用のdivで囲って、それと連動してメインビジュアルのtransform:scaleが変化する…のだと思う。確かなことは書けん。

 

 

導線

追従ヘッダーで各セクションにページ内リンク、オンラインストアへの外部リンクあり。
フッターにインスタグラムや運営会社、オンラインストアへの導線あり。

全体的にスクロールのギミックが多いので、思わずスクロールしたくなってしまいます。つまり導線不要と言っても過言

 

 その他あしらい

「PRODUCT」より。商品とインテリアのコーディネート例が載せられている。 多分小判形

「PRODUCT」より。
商品とインテリアのコーディネート例が載せられている。
多分小判形

border-radiusと::afterで作られているこの形ですが、招き猫なので多分モチーフは小判形…なのかな…?
シンプルだけどかっこいい。

PRODUCTのほかにも、デザイナーの顔写真を載せている箇所にもこの楕円形が使われています。

 

梢のあみめ | Webサイト100選

No.004 アロマハウス チャンパカ

Web業界のはしくれのものになるために、ページを見る目を養うwebサイトレビュー。

第4回目は岐阜県にあるアロマトリートメントのサロンである「アロマ チャンパカ」。
サロン系のWebサイトで、写真が大きく、余白たっぷりで落ち着いた雰囲気が好きだったのでレビューしてみました。

 

http://ah-champaca.com/

アロマハウス チャンパカでは、心理的・薬理的効果の期待できるアロマテラピーを医学的根拠に基づいて考察し、実践していきます。アロマテラピー、アロマトリートメントによって自己治癒力に活力を与え、心身の滞りをなくし、バランスを整えることが健やかな日々に繋がります。「一家にひとりアロマセラピスト」を目指し、正しいアロマテラピーの知識、トリートメント技術のお伝えを致しております。

 

ターゲット

アロマテラピーに興味がある人。
サロンもスクールもあるので、「施術を受けてみたい人」「学びたい人」も両方。「学びたい」くらいの動機があるので、自然派志向が強い20~40代くらいほどの女性のユーザーが中心でしょうか。

 

配色

とにかくさまざまなベージュが使われていて優しげな印象。

ベース:#e3d6cf, #f0e8e5

テキスト:#000,  #978177

 

フォント

‘FOT-筑紫明朝 Pr6 R’,’TsukuMinPr6-R’
‘游明朝’, ‘YuMincho’
“ヒラギノ明朝 Pro W3”, “Hiragino Mincho Pro”
serif

 

余白

内部コンテンツ幅:最小902px
セクションの上下パディング:160px

 

 

ファーストビュー

No.004 アロマチャンパカ

No.004 アロマチャンパカ

美しい「aroma house Champaca」の大きなロゴと、店内の写真のスライドショーが目を引きます。
ロゴは「aroma house」の部分が薄いベージュ、「Champaca」の部分が濃いベージュになっていて、屋号であるChampacaの部分がきちんと印象に残ります。

少し下にスクロールすると、フェード形式の画像スライドショーがあります。

画像がたっぷり使われていて、こういう施術受けたいなあと思わせられます。

 

導線

トップページファーストビューのナビゲーション、追従式のヘッダーナビゲーション、全ページ下部共通のお問い合わせボタン。

 

トップページのコンテンツ

スクールのレッスンの概要と、サロンの中の雰囲気が伝わる写真があります。

 

下層ページコンテンツ

下層ページのタイトル部分

下層ページのタイトル部分

こちらは下層ページのタイトル。

大きな英字のタイトルがメインビジュアルの上に重なっています。

写真とコンテンツ部分がずれているのもおしゃれ。コンテンツ幅にそって配置されているので綺麗に整って見えます。

 

ただ、白と黒以外は全てベージュの濃淡なので、文字が読みにくい箇所もあります。
検証ツールで見るとACCESSIBIRITYに!マークがついている箇所もありました。
淡くて優しい雰囲気なのですが、可読性が…。

 

共通フッター

店舗情報と、Googleマップの埋め込みがあります。

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No.003 東京都庭園美術館

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第3回目は東京都庭園美術館のホームページ。

現在開催中の展覧会のイメージをトップに据え、サイトそのものはごくシンプルに作られていた。
美術館という特性上じっくり見せたいコンテンツ(作品など)が多く、そのような場所にモーダルウィンドウを使うのだという気づきになった。

 

https://www.teien-art-museum.ne.jp/

東京都庭園美術館は、1933年に建設されたアール・デコ様式の旧朝香宮邸とその空間をいかした展覧会、緑豊かな庭園を楽しめる美術館です。

 

配色

ベース:#ffffff

テキスト:#333333

 

フォント

“ヒラギノ角ゴ Pro W3”
“Hiragino Kaku Gothic Pro”
“メイリオ”,
Meiryo
Osaka
“MS Pゴシック”
“MS PGothic”
sans-serif

 

 

ファーストビュー

現在開催中の展覧会のメインビジュアルが据えられている(執筆当時は「旅と想像 / 創造展」)。
アクセスした瞬間に開催中の展覧会がわかり非常に便利。
このファーストビューはパララックス効果で作られており、スクロールしていくと下からコンテンツがかぶさっていく。

加えて美術館を訪れる客に絶対にみておいて欲しいのであろう、「ご来館にあたって」のボタンがあり、感染症対策関連のページへ飛ぶようになっている。
個人的には事前予約が必要なのかどうか知りたいとき、大体感染症対策のページを見るのでファーストビューにおいてあるのはありがたいと思った。

 

導線

ヘッダーナビゲーション、「チケットの購入・日時指定」ボタン、フッターナビゲーション。

ヘッダーナビゲーション:スクロールすると出現する。ドロップダウン式のメニュー。

チケットの購入・日時指定ボタン;トップページと「開催中の展覧会」のページのみに出現する。

 

トップページのコンテンツ

NEWS、PROGRAM、iframeによる公式twitter埋め込み、カレンダー、来館者向けのコンテンツ。

 

 

「開催中の展覧会」ページのコンテンツ

「展覧会概要」「本展の見どころ」「チケット情報」「関連プログラム」「ギャラリートーク」「出品作家」のコンテンツがページ内リンクでみられるようになっている。

出品作品は、jqueryプラグインlightboxを用いたモーダルウィンドウで拡大してみることができる。

 

出品作家はタブを切り替えてみることができる。
bxsliderが使われており、出品作家の名前リストにclass=”bx-pager”をつけてタブっぽくカスタムしているようだ(これ今度から使いたい)。
タブ(っぽく見えるページャー)がアクティブになるとclass=”active”が付いて、border-bottomの色がなくなる。

「開催中の展覧会」ページより、出品作家のエリア。

「開催中の展覧会」ページより、出品作家のエリア。

 

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No.001 ユニクロ公式オンラインストア

Web業界のはしくれのものになるために、ページを見る目を養うwebサイトレビュー。

第1回目は日本を代表するファストファッションブランド、ユニクロの公式オンラインストアです。

サイトはこちらから https://www.uniqlo.com/jp/ja/

ユニクロ公式オンラインストア。レディース・メンズ・キッズ・ベビー服のアイテムを豊富にご用意。ユニクロのアイテムを使ったコーデや新作、お得な情報も配信。

 

ターゲット

基本的に性別・世代を問わない。

 

ファーストビュー

現在開催しているキャンペーンや、目玉商品がメインビジュアルとして目に入ってきて、横方向の自動スライドショーと、スクロールで見る縦方向のスライドショーが組み込まれている。
下にスクロールしていくと必然的に全てのキャンペーンに目を通すことになる。

 

 

ナビゲーション

追従型のヘッダーナビゲーション。
マウスホバーでメガドロップダウンメニューが表示される。
わざわざクリックする必要がないのが使いやすい。

 

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