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第6回目は神奈川県横須賀の無人島・猿島で行われているアートイベント「Sense Island -感覚の島- 暗闇の美術島 2022」の公式ホームページです。
モノクロームでカッコ良かったのでレビューしてみました(行きたい願望が投影されたとかでは決してありません。決して)。
アートを通して体感する猿島とその自然。Sensing Sarushima and it’s nature through the art work as a lens.
ターゲット
去年行った限りだと10代〜20代くらいの若年層が多い印象。
そもそもデザインがスマートフォンを想定して作られていそう(後述)。
配色
とにかく暗闇のモノクローム。
ベース:#000000
テキスト:#ffffff
フォント
大見出しが明朝体、それ以外はゴシック体。
大見出し:A1 明朝, “A1 Mincho”
小見出し:見出ゴMB31, “Midashi Go MB31”
本文:中ゴシックBBB, “Gothic Medium BBB”
レイアウト
ブレイクポイント:768px
セクションごとにmargin-top: 133px / 200px;(微調整あり)
内部コンテンツ幅:660px
ファーストビュー

No.006 Sense Island -感覚の島- 暗闇の美術島 2022
真っ黒な中から画像のようなファーストビューが現れます。背景は多分水面のイメージ。
会場である猿島の画像が波紋のようなエフェクトとともに切り替わっていきます。
ハンバーガーメニューは横幅が展覧会ロゴと揃っていて、SENSEのEの字に寄せたデザイン…なのだと思う。
導線
ハンバーガーメニューが左側についている。イベントの参加者層が若いので、片手でスマートフォンを操作する前提だろう。
チケット予約のページへ飛ぶボタンも上部に追従する。
その他
面白いと思ったのが、イベントのロゴや会期などの情報が左右に追従すること。
それ単体で絵になるロゴだったらこんなこともアリなんだなーと。

「センスアイランドの楽しみ方」より。
画面の横幅を狭くして擬似的にスマートフォン表示にした。
スマートフォンで見ると非常にいい感じ。

上の画像と同じページ。
左側に大きめのロゴが追従しているにもかかわらず、コンテンツ幅が画面いっぱいに表示される。 なので縦幅を担保できないPCだとロゴが被って見づらい。
ただし、横長のPCだとすごく見辛い。
ターゲットをスマートフォンを使う若い層に絞っているのだと思うが…。内部コンテンツ幅がスクリーンいっぱいなのが悪い。ある程度の横幅以上でコンテンツ幅を固定するとかではダメだったのだろうか。
見せ方としては非常に面白いと思う。
展覧会のチラシってだいたいこんな感じのレイアウト(※筆者の偏見です)なので、ページのどこを切り取ってみても紙媒体を見ている感じ。
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