Web業界のはしくれであるために、ページを見る目を養うwebサイトレビュー。

第2回目は無印良品の公式オンラインストア。

先日レビューしたユニクロとは、共にシンプルな衣料品を扱うブランドであるという点で競合する。しかしヘビーユーザーの層の違いからコンテンツに特色が見られた。

https://www.muji.com/jp/ja/store

無印良品は衣服、生活雑貨、食品という幅広い品ぞろえからなる品質の良い商品として、1980年に生まれました。現在、全世界で700店舗を超え、商品アイテムは、約7,000品目を扱っています。

 

ターゲット

世代や年代を問わないブランド。
ブランドのヘビーユーザーは女性であり、特に40代が多いそう。

無印良品に「惚れた」のはどんな人なのか?ブランドの強みをデータ分析でマーケコンサルが考察(参考サイト)

 

ファーストビュー

その時期におすすめの商品のキャンペーンページへのリンクがメインビジュアルとして真っ先に目に飛び込んでくる。

執筆当時(11月)は雨水を弾くダウンジャケットと、綿のインナーのキャンペーンページだった。

 

導線

追従型のヘッダーナビゲーション。普段は隠れていて、ユーザーがページの上部に戻ろうとスクロールをすると出てくる形式。
こういうナビゲーションは、コンテンツの閲覧を邪魔しないというメリットと、ナビゲーションがないユーザーの不安感とでイーブンな気がしている。

 

キャンペーンページだと、グローバルナビゲーションではなくキャンペーンページの内容に即したナビゲーションが表示される。

試しに綿のインナーのキャンペーンページに移動すると、「あったか綿」「あったか綿 厚手」「あったか綿 ウール」の3つのタブが上部に追従します。タブ切り替えでその商品に素早くアクセスできる。

無印良品オンラインストアの、あったか綿の紹介ページ。上部に3つの商品タブが追従し、タブ切り替えで商品ごとの詳細が表示される。

タブの下のラインの色とメインビジュアルの色がリンクしており、自分がなんのタブを開いているのかが直感的に分かる。

ただし再度グローバルナビゲーションにアクセスしたい場合には、ページの最上部までスクロールしなければならない。

 

 

トップページのコンテンツ

ファーストビューから下に見ていくと、季節のおすすめやネットストアの情報の下に商品カテゴリの一覧がある。

PCだと全部見えていて、モバイルだとアコーディオンパネルになって折りたたまれている。

そのあとには「ネットサービスの便利なサービス」という形で送料無料の案内がある。

「いろいろな無印良品(他ブランド展開紹介)」「良品計画について(企業情報や採用情報など)」「読みもの」「イベント」の順でコンテンツが続いている。

 

個人的に面白いと思った「読みもの」コンテンツには日めくりの商品紹介ページがあったり、ライフスタイルマガジンのようなページがあったり、雑誌のような感覚で読み進められる。
無印良品ヘビーユーザーの情報収集元に雑誌が多いという点を考慮したコンテンツなのかなと思った。

 

一方でECサイトであることを踏まえると、わざわざ「良品計画について」のセクションが割かれているのは冗長であるように感じた。

 

 

梢のあみめ | Webサイト100選